2019.07.02

SPECIAL TALKS

Vol.1

MY SONGプロジェクト

実業家の鈴木セリーナと、音楽プロデューサーの須賀満による、新企画がスタート!
「MY CAR、MY HOMEと同じように、自分だけの曲=MY SONGがあってもいいんじゃないか」という発想から生まれた、今回の“MY SONGプロジェクト”。
たった一人のためだけに音楽を作るという、今までにない新しいサービスは、
どのように実現していくのでしょうか?
この連載では、『SerenadeTimes』で実際に『MY SONG』が販売されるまでの過程を追っていきます!

文=島野美穂(清談社)

PROFILE

鈴木セリーナ
大分県出身。幼少期から英才教育を受けお嬢様として育つ。16歳の頃、親への反発心からドロップアウト。年齢を隠して、地元クラブのホステスとなる。20歳の頃、「銀座のクラブのママになりたい」と夢見て上京。当時、テレビで有名だった銀座高級クラブ「F」で働く。相手の懐に飛び込むトークと物怖じしない性格が受け、たちまち人気ホステスとなる。その後、銀座老舗クラブ「江川」に引き抜かれ、売上ナンバーワンに。銀座ホステスを辞めてからは、主に文房具を扱う企画会社とタレントのキャスティング会社を起業。マルチクリエイティブプロデューサーとして、ビジネスの世界でも成功を収める。実業界から政界、マスコミ業界まで、様々な業界のトップクラスと親交が深いことでも知られる。
須賀 満
2003年10月、アルバム「Vo Vo Tau 01hz」でメジャーデビューを果たす。1stシングルカット「裸~nude~」の大ヒットにより(20万枚をセールスしオリコン総合最高順位8位)一躍脚光を浴びる。日本では稀なR&B生バンドとして音楽シーンに新たなジャンルを示し、シングル4枚、アルバム3枚をリリースした。2006年3月、惜しまれながらもVo Vo Tauを解散。その後、音楽プロデューサーとしての活動を開始。様々なアーティストへの楽曲制作(AI、ケツメイシ、加藤ミリヤ、Juliet、超新星、こぶしファクトリー、他多数)、CM音楽制作(ブルボン、lilidia※Web CM、rienda※web CM、他多数)、映画音楽制作等にも携わる。 また最近では、新人アーティストの発掘からメジャーデビューへと、新人アーティストの育成(丸本莉子、The Super Ball)にも力を入れている。

MY SONGプロジェクト

SPECIAL TALKS / Vol.1

4月某日。都内会議室で、MY SONGプロジェクト第1回目の打ち合わせが行われました。
メンバーは、鈴木セリーナ、須賀満、そして、ECサイトを構築する天才ウェブクリエイター大槻の3人。
MY SONGプロジェクトをサービスとしてECサイトで展開するまでの計画が話し合われました。

お客様の設定はどうする?

個人のために音楽を作るサービスというのは、今までになかったものなので、お客様に説明するのが結構難しいと思うんです。どんな楽曲で、どんな人が作って、どんな過程があるのか…など、お客様の「?」が、すぐに解決できるサイトを構築する必要があると思います。この辺からお話を進めていきましょう。大槻さんはどのようにお考えですか?

まずはどんな用途に使う音楽なのか、主たるテーマを3つくらいに分けて、紹介するのがわかりやすいかな、と思っています。
たとえば、「結婚式で使いたい歌」、「趣味として使いたい歌」、「誕生日に贈りたい歌」…という感じでしょうか。
シーズンごとに、卒業の歌や、母の日に贈る歌などと、入れ替えてもよさそうです。
あと、社歌を入れるという話もありましたね。

それについて僕、思ったんですけど、社歌はないほうがいいのかなって。
企業に提供する音楽となると、MY SONGプロジェクトのコンセプトからちょっと外れちゃうと思うんです。会社と個人では、使いみちがまったく違うので。
MY SONGプロジェクトのお客様は、団体ではなく、個人のみに定めたいですのですが…。

辞書によると、「2人以上」の集団は、団体になるとのことなんですね。
ということは、結婚式で使う曲がほしいというカップルも、“団体”ということになってしまうので、しっかりした説明をする必要がありますね。
たとえば、「カップルは団体に含まれません」という注意書きを入れるとか。

注意書きとともに、お客様と契約書を交わして、安心してMY SONGプロジェクトを利用していただきたいですね。

とはいえ、MY SONGプロジェクトを利用したいという企業もあると思うので、その場合は別途、問い合わせしてくださいという感じにしますか?

そうですね。そうしましょう。

制作事例を紹介して、楽曲制作の過程を説明

オプションはどうしましょうか。ギター、シンセサイザー、ドラムなどのほか、作詞代行など、オプションをつけようと思ったら、いくらでも増えていきますよね。
でもそうすると、キリがないし、お客様は想像がつきにくいと思うんです。
なので、サイト上で音源のサンプルを聴けるようにしたいと思ってます。それには、どういう方法があるでしょうか?

サイト上で直接聴くとしたら、ストリーミング再生になりますが、サイトに負荷がかかるんですよね。YouTubeで再生できるようにするのが、ベストだと思います。

では、YouTubeにしましょう。
本物の楽器を使っての生演奏バージョンと、フル打ち込み※バージョンの、2つを聴き比べできるようにしたいですよね。
生演奏とフル打ち込みの違いって、文章だけでは伝わりにくいと思うんです。
(※打ち込み=音楽ソフトで作成する曲)

そうですね。ただ、聴いても違いがよくわからないという人もいると思うんですよね…。最近の打ち込みの音って、本当に優れているので。

そうですね。違いが、はっきりわかる音楽にしてあげたほうがいいと思います。
あと、制作過程をどうやって説明するかですね。文章で説明することもできますが、一番いいのは、どなたかにモニターをお願いして、その制作過程を記事にして紹介するのがよさそうです。

制作事例を作るということですね。

そうです。「こうやって作るんだ」という流れがわかったほうが、サービスの利用を検討しているお客様にも親切かなと。結婚式を控えたカップルにお願いして、楽曲制作をできたらと考えています。こちらは決まり次第、またお知らせしますね。

サービスの紹介は、ストーリー性を重視したい

サイトはどんなイメージですか?

MY SONGプロジェクトの専用ページは、須賀さんの世界観を前面に出したほうがいいと思うんです。なので『SerenadeTimes』とは違うイメージのデザインがいいですね。
あと、曲ができるまでのフローを、できるだけ情緒的にしたいです。

情緒的に…というと?

物語的のように説明したいんですよね。
たとえば、Tiffanyのサイトを見ると、最初にストーリーがあって、最後に商品が来るように設計されてるんです。商品を一つずつ、ドラマチックに演出してるんですよ。
MY SONGプロジェクトも、「どうしてあなただけの音楽が必要なのか」という物語から始まって、最後にサービス購入ページに進めるようにできたらいいなと考えています。物語といっても、長すぎない程度の文章に抑えて。
須賀さんの「たくさんの人に、自分だけの音楽を持ってほしい」という思いを、伝えたいんです。

いいですね。

プロジェクトに関わるクリエーターのお名前も公開したいのですが、それは可能ですか?

参加するスタッフの名前ですか? もちろん、大丈夫です。

参加する作曲家だったり、ミュージシャンの名前と実績を出したほうが、お客様の関心が高まると思うので。
そして重要な課題は、料金設定をどうするかですね。

そうですね。使う機材によっても、金額は変わってきます。

では、須賀さんに、基本の料金プランを考えていただいて、次の打ち合わせにお持ちいただくという形にしましょう。

——サイトの設計や料金プランなど、考えることがまだまだ山積みのMY SONGプロジェクト。次回の打ち合わせでは、どんな展開が待っているのでしょうか? 続きをお楽しみに!

(第2回に続く)

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