デモ音源を確認しながらの曲作り
MY SONGプロジェクトのサンプルカップルとして白羽の矢が立ったのが、大竹一紀さん(33)、茉里江さん(30)ご夫妻。新婦は筆者の学生時代の友人で、今回お願いすることになりました。曲作りの第一段階となるこの打ち合わせでは、お二人がどのような思いで、どんな楽曲を望んでいるのかを、徹底的にヒアリングしていきます。
大竹夫妻との打ち合わせから数日後。まずは1コーラスの音源が完成しました。
この時点ではまだ、ドラム、ギターなどはすべてコンピューターによる打ち込み音源です。新郎新婦には、メロディの雰囲気を聞いて、曲の方向性を確認してもらいます。
曲の方向性が確認できたら、フルコーラスへとバージョンアップさせます。
フルコーラス音源を再度、新郎新婦にチェックしてもらい、前奏の長さなどを調整していきます。
ちなみに今回は、ギターソロを新郎の一紀さんが演奏するため、ご自身が演奏する箇所も入念にチェック。こうしたやり取りを経て、完成形に向かっていきます。
新婦の思いを歌詞に
楽曲制作の間、新婦の茉里江さんからプロジェクトチームに宛てて、歌詞に込めたい思いを書いたメモが届きました。
新婦がMY SONGで伝えたいのは、両親、お姉さん、そして家族同然に過ごしてきた親戚のおばさんに対する感謝の気持ち。
新婦からいただいたメモが、作詞のベースになります。
できあがった初稿は、新郎新婦に確認してもらいます。
メッセージ性を強調するため、歌詞に家族の名前を入れていましたが、茉里江さんから「歌詞全体の統一感を大切にしたい」とご提案いただき、名前は外すことに。
修正点を反映した第二稿を再び新郎新婦にお送りし、OKをもらいます。
これで歌詞の完成です。
※完成した曲、歌詞は、2019年10月12日以降公開予定
仮歌を聞いて完成形をイメージ
曲と歌詞ができたあと、『仮歌』を入れたデモ音源が作られます。
仮歌とは、文字通り、仮で歌うことを言います。仮歌を聴くことで、メロディに歌詞がどのようにハマるかがわかります。
式当日をむかえるまで、MY SONGをお聴かせすることはできませんが、結婚式の雰囲気にぴったりの楽曲が完成しました!
ここまできたら、あとはレコーディングを残すのみ。
というわけで次回は、レコーディング当日の様子をお届けまします。
レコーディングではプロの歌手が歌い、さらに新郎のギターソロの録音も行われます。さて、一紀さんのはじめてのレコーディング、果たして上手くいくのでしょうか…!?
次回更新もお楽しみに!
(第4回に続く)