2019.08.20

SPECIAL TALKS

Vol.4

目指せ! カーネギー・ホールで『おじフェス』!

元銀座No.1ホステスで、現在は実業家として様々な事業を展開している鈴木セリーナと、テレビプロデューサーの神原孝、そして、『3ミニッツ』ディレクターの比嘉久人によるスペシャル座談会も、いよいよ今回で最終回。
鈴木セリーナが目指す、『おじ説』の意外なゴールとは…!? 普通の会社員がアーティストになると、こんな風に世界は変わっていくんです。




文=島野美穂(清談社)
写真=宗廣暁美

PROFILE

神原孝
テレビプロデューサー。1991年4月にフジテレビ入社。『とんねるずのみなさんのおかげでした』ディレクター時代に、音楽ユニット「野猿」のダンサーとして参加。その後『クイズ!ヘキサゴンⅡ』、『全力!脱力タイムズ』など、数多くの人気番組を手がける。2016年よりフジクリエイティブコーポレーション(FCC)執行役員。
比嘉久人
1983年、ボリビア生まれ。小学生の頃に日本に移住し、大学の情報系学部に進学。大学中退後、お笑い芸人養成学校に入学する。ネタづくりから企画に興味を持ち、卒業後はCMプランナー養成学校に入学。映像を本格的に学ぶため、ウエディング撮影の仕事に就く。それをきっかけにWebCMや企業のPR映像を撮影するようになり、映像メディアを自身で立ち上げた後、『3ミニッツ』に入社。
鈴木セリーナ
大分県出身。幼少期から英才教育を受けお嬢様として育つ。16歳の頃、親への反発心からドロップアウト。年齢を隠して、地元クラブのホステスとなる。20歳の頃、「銀座のクラブのママになりたい」と夢見て上京。当時、テレビで有名だった銀座高級クラブ「F」で働く。相手の懐に飛び込むトークと物怖じしない性格が受け、たちまち人気ホステスとなる。その後、銀座老舗クラブ「江川」に引き抜かれ、売上ナンバーワンに。銀座ホステスを辞めてからは、主に文房具を扱う企画会社とタレントのキャスティング会社を起業。マルチクリエイティブプロデューサーとして、ビジネスの世界でも成功を収める。実業界から政界、マスコミ業界まで、様々な業界のトップクラスと親交が深いことでも知られる。

目指せ! カーネギー・ホールで『おじフェス』!

SPECIAL TALKS / Vol.4

神原さんは、定年を迎えた後も休みなく働き続けていそうですよね。何かやりたいことはあるのでしょうか?

定年後は、動画編集ソフトの使い方を覚えて、オフライン編集※の仕事をしようかなと思っています。制作会社から仕事をもらったりしてね。
それが軌道に乗ってきたら、今度は『あなたの思い出を映像にしませんか?』という自主企画をやりたいと思っているんですよ。
※映像編集作業のひとつ

それは、どんな企画なんですか?

子供の運動会や発表会って、親御さんは必ずビデオを撮りますよね。その素材をお借りして、テレビ番組風の動画に仕上げるんです。私はナレーション原稿の作成もテロップ入れも一通りできるので、あらゆるご要望にお答えできます。そういうサービスがあったら面白いと思いませんか?

すごく面白いですね! 実は私もちょうど今、そんなサービスを始動させたところなんです。『MY SONGプロジェクト』といって、プロの音楽クリエイターがあなただけの一曲を作るという企画です。
もしも神原さんが動画制作をやるのなら、コラボできそうですよね。

面白そうですね。“あなただけの映像と音楽を作ります”という企画は、すごく魅力的です。

比嘉さんには、今度『おじ説』で歌いながら、踊っていただきますが、神原さんも「野猿」では激しいダンスに挑戦していらっしゃいましたよね。もともと踊りの経験はあったんですか?

まったくの初心者でした。
ですが、ダンスを教えてくれたカーニバル三浦さんという方が、本当にすごい人で、素人の踊りの見栄えを劇的に良くする天才なんです。
松田聖子ちゃんやピンク・レディーの振り付けも担当したレジェンドのおかげで、なんとか踊ることができました。それをきっかけに、三浦先生とは今でも仲良くさせていただいています。
経験者である僕から比嘉さんへアドバイスをするとしたら、踊るときは指先まで意識するように。それと音楽を聴いてくれている人に、届けるという強い気持ちで踊るんです!
ところで、『おじ説』の振り付けはどなたなんですか?

私と重本ことりです。ちなみにパラパラ風の振り付けなんですよ。

セリーナさんは踊りもできるんですね!

バトンとバレエを小さい頃に習っていたので…。バトンでは全国大会にも出場していました。オペラも習っていたので、歌もある程度は…。

なるほど。それを聞いて納得しました。セリーナさんのレコーディングは、結構厳しかったです。「ここは、こういう風に歌ってほしい!」とリクエストされて、何度も歌い直しをさせられました。

でもね、歌ってたくさん歌えば、必ず上手くなりますから。僕はいろんな歌手やタレントを見てきたからわかりますが、世の中に音痴な人っていないんですよ。自分を音痴だと思う人は、ただ、歌い慣れていないだけなんです。

僕、何かのセミナー受けてるみたいですね(笑)。

比嘉さんは、レコーディングの前日はどう過ごされたんですか?

自宅で練習していました。でも、真剣に練習し過ぎると、本番で変に力が入りそうだから、やり過ぎない程度に抑えました。

比嘉さんは、緊張しなさそうですよね。

そうですね。自分がディレクターで現場をまとめるというときは緊張しますけど、やれと言われたことをやる分には、そこまで緊張しません。

そこはやっぱり元芸人ですよね。さすがNSC出身者。

『おじ説』をオーケストラ風にアレンジしたい

人生初のレコーディングが終わった感想は?

かなり疲れましたね。
歌い過ぎて疲れたのもありますけれど、同僚がずっと『情熱大陸風』のテンションでカメラを回していたので、それも疲れる要因でした(笑)。

本当にお疲れ様でした!
これだけいろいろやらせておいて今更言うのもなんですが、比嘉さんが何もかも嫌になって『3ミニッツ』を退社しちゃうんじゃないかとハラハラしているんです……大丈夫ですよね!?

辞めることはないですが、せめて、給料は上げてもらいたいですね。交渉してみようかな(笑)。

念のため、会社を辞めても、『おじ説』の活動は辞めないという一筆をとったほうがいいんじゃないですか?(笑)
今後、ミュージックビデオも撮ることになるだろうし。

ミュージックビデオ企画も進めている最中なんです。
バックダンサーも入れて、派手にやりたいですよね。

ミュージックビデオや、メイキング映像があるのとないのでは、楽曲の売り上げが大きく変わりますからね。目標は武道館ですか?

いえ、目標はカーネーギー・ホールです。

なるほどね。ハイソな感じなんですね。
でも、『おじ説』で、カーネーギー借りられるかなぁ。

オーケストラ風のアレンジにすればいけると思うんですよ。私、ピアノも弾けるし、オペラもできるので、交響曲のアレンジなら考案できます。

『おじフェス』とかやったらいいじゃないですか。

それ面白いですね! 『東京おやじフェス』。通称『TOF』。
おじさんがたくさん登場して、ひたすらセミナーするんです。

それは最悪ですね(笑)。

でもこれ、3DAYSのチケットが30万円だとしても、絶対売れると思いますよ。

おじ説』、どんどんワケのわからない方向に行ってますね!

面白ければ、いいんです!

(了)

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